これって風邪?花粉症?アレルギー科のお医者さんに花粉症のこと聞いてみた!【花粉症①】

毎年この時期になるとやって来る、にっくき「花粉症」。2017年の花粉の飛散量は西日本が昨年より多く、東日本は昨年と同じくらいといっても、東京都内の飛散量は、最近は、20年前の約2倍の約4,000個といえば十分な注意が必要です!

今年こそ花粉症をなんとかしたい!という方のためにTCM編集部が花粉症について総力取材!花粉症の人もそうでない人も、役立つ情報たっぷり集めました今回は花粉症のキホンのキを教えてもらうべく、東京 目黒の「ながくら耳鼻咽喉科」へ。永倉仁史院長、花粉症のこと分かりやすく教えて下さい!

花粉症って何?

人間の体は、外敵に対し、これらの異物が体内に入ると、それをやっつけるための「防御システム」が働き、その外敵に対する「抗体」を作り、再び外敵が進入すると、それを排除し身体を守っています。花粉症は、この外敵を排除しようとする際、くしゃみや鼻詰まり、鼻水などというような自分にとって不愉快で、起こってほしくない症状が出てしまうために起こります。

花粉は有毒じゃないのになぜ防御反応が?

「アレルギー」とは、身体を守る免疫の仕組みが過剰に働き、本来、身体に害を与える異物に対してできる抗体が、たとえば、無害な「花粉」に対し作られることにより、自分にとって不利益な症状が引き起こされてしまうことを言います。

花粉症の人はどれくらいいる?

東京都の統計では約70%もの人が花粉症の原因となる抗体を持っています。実際に発症している人は約37%。全国でならしても3人に1人が花粉症を発症していると言われています。ここ20~30年で花粉症を発症する人が増えている傾向にあります。花粉症を発症する人がどんどん増えていると言えるでしょう。

どうして花粉症の人が増えているの?

スギ花粉自体が増えているからですね。ここ数十年の間で日本人の体質が変わったわけでもなく、スギの木の数が急激に増えたわけでもないのですが、20年前は都内で、1平方cmあたり平均2000個だった花粉が、現在は、約4000個に増えています。今年はもっと増えていると思います。その理由は、戦後植えたスギが現在樹齢30年を超えて、木として花粉づくりが盛んな時期になってきています。この木を切らない限り、まだ何十年も木が元気な状態が続きます。東京都はこういう花粉を多く生み出す木を切ったり、花粉を出しにくい木に植え替えたりしていますが、残念ながら微々たるものです。

花粉症と風邪の見分け方は?

花粉症と風邪の違いは、「風邪は治る」ということです。くしゃみ、鼻水、鼻づまり。目が痒いなどは花粉症の症状と言えます。風邪はそれに加え熱が出たり、喉が痛いなど強い症状が出ますが12週間で治ります。花粉症でもまれに発熱する人もいますが、風邪のように高熱になることはあまりありません。鼻のあたりがもやもやして微熱なら花粉症の可能性があります。また花粉症を発症しているときの鼻水はサラサラとしていますが、風邪の場合はネバネバで色がついています。

 

花粉症のキホン、お分かりいただけましたが?今、花粉症じゃない人もこれから発症しちゃうかも!?次回は今花粉症を発症していない人が花粉症にならないようにするには何をしたらいいのか、聞いてみました

取材・文/奥家沙枝子

今回お話を伺ったのは

ながくら耳鼻咽喉科 永倉仁史先生

ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック院長。平成7年より文部科学省委託「スギ花粉症克服に向けた総合的研究」に参加し、スギ・ヒノキ花粉症に対する疫学的調査・基礎・臨床応用の研究に協力し、全国でスギ・ヒノキ花粉症の調査にあたる。

http://nagakura-ac.com/

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